ファクタリングにお困りの方へ
最高裁判所が過払金の返還を認め、貸金業法の規制が強化されため、貸金ではもうからないので、ファ
クタリングという売掛金を債権譲渡する方法により、企業に資金調達するビジネスが増えています。
売掛金の資料、自社の資料をファクタリング会社に提出して審査を受け、審査に通ると売掛金について
売買契約をして、債権譲渡登記をして、債権譲渡通知はせず、売掛先には連絡せず、資金を送金してき
ます。
資金調達を受けた企業が、売掛先から支払を受け、ファクタリング会社に支払を受けた売掛金を送金す
ることになります。
ファクタリングはお金の動きは、貸金と同じですので、貸金と売掛金の譲渡担保でないかが問題となり
ます。
ファクタリングの売買代金を元金と考え、売掛先から回収した売掛金を返済額として計算した場合、
出資法の上限金利である109.5%を超える高利であることがしばしばです。
大阪地方裁判所平成29年3月3日判決は、ファクタリングについて、金銭消費貸借に準じるものと
認め、利息制限法の適用を認め、過払金の返還を認めています。