サクラサイト詐欺
フエイスブックに見知らぬ若い女性から友達申請があります。これを承認すると出会系サイトへの登録に誘導されます。
出会い系サイトに登録すると最初は無料でメール交換できますが、有料となりポイントを、クレジットカードやコンビニの電子マネーで購入することになります。
ゲームをして勝利すれば、会員の女性と連絡先を交換して自由に会えるとのことで購入したポイントでゲームをします。
ゲームで勝利しても、連絡先は交換できず、何度もポイントを購入し、ゲームやメール交換でポインを消費していき、ボイントの購入を重ねることになります。
このようなサイトはサクラサイト詐欺と言われる詐欺で、メール交換している相手は、サイトの従業員が、一般会員になりすましてメールして、ポイントの消費に誘導しているのです。
電子マネーもクレジットカードも加盟店制度で誰でも支払を受けられるわけではなく。電子マネー会社やクレジットカード会社は、加盟店の管理責任があり、詐欺を行うサイトの運営会社を加盟店とすることはできません。そこで、決済代行業者が登場します。決済代行業者は、クレジットカードや電子マネーの加盟店となり、自らの責任で、他の業者を加盟させ、他の業者の決済を代行しています。決済業代行者にも加盟店管理責任があり、詐欺を行うサイトの運営会社の決済を代行することは本来はできないことです。
ところが、実際には、詐欺を行うサイトの運営会社が決済代行業者の加盟店となり、ポイント購入代金を電子マネーやクレジットカードで決済しています。
この種の事案では、加盟店管理義務がポイントです。決済代行業者の加盟店管理責任を追求し、返金交渉することとなり、決済代金全額の返金を得たケースもあります。